ともちょの倹約×資格×マイペース

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不動産業界未経験者が宅建試験を独学で合格するまで

宅建試験は独学でも突破できる

宅建資格は興味があるけど、難しそう」

「今から勉強しても間に合うかしら?」

「独学では無理だからセミナーに何万円も払って通ったって話を聞いた」

 

宅建は人気のある国家資格ですが、合格率は15%前後と難易度はけっこう高めですね。

 

この記事では宅建試験を独学で合格した筆者が、実際に合格するまでに費やした時間や費用、その過程で感じたことについて本音で書いていこうと思います。

 

実際に合格した筆者だからこその経験談なので、これから資格合格を目指す方や勉強中の方の力になれたら嬉しいです。

 

チャプター

〇結論

宅建試験の出題傾向と合格ラインを学ぶ

〇勉強をする習慣を作る

〇初見ワードのオンパレード(問題集1周目)

〇何となくわかる問題と毎回つまずく問題(問題集2~3周目)

〇相変わらずつまずく問題(問題集4~5周目)

〇読解力が試される言い回し

〇1回目の試験と2回目の試験で違った手ごたえ

〇終わりに

 

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〇結論

・合格までにかかった時間:2年(1回目の試験は不合格、2回目で合格)

・1日の勉強時間:平日2時間、休日5時間 →これを毎週継続

・費用:3.5万円前後(受験料7,000円×2、参考書約3,000円、問題集約3,000円、資格講座の模擬試験約15,000円)

・2年間で問題集5周、参考書3周

 

宅建試験の出題傾向と合格ラインを学ぶ

まずは試験の全容を知ることから始めます。

宅建試験は全50問で、4つの選択肢から正しい1つを見つけるマークシート方式の試験です。

全50問のうち、構成は以下のとおりとなっています。

①権利関係(民法など)14問

②法令上の制限8問

宅建業法20問

④税金、その他時事問題など5問  計50問

 

1問1点で、おおよそ35問正解が合格ラインといわれています。

※合格者数を全体の上位15%前後とするため、合格ラインは毎年変わります。

年によっては合格ラインが33問だったり、36問だったりします。

 

この辺りは運による影響が大きいので、模擬試験でも35問以上をコンスタントに取れるようになっていた方がいいでしょう。

特に

②法令上の制限 

宅建業法

この2つは出題範囲が決まっているため、ガッツリ得点(希望は23問以上)したいところですね。

私も②、③は多くの時間を割いて、試験前には「自分史上、完璧!」と思える位に知識を定着させていました。

 

〇勉強をする習慣を作る

全容を把握したら、まずは勉強時間の確保が大事になってきます。

宅建試験は独学で突破したとは言ったものの、実際はかなりの時間とエネルギーを投入しました。合格率15%前後というのは、(特に不動産業界未経験者にとっては)中々に厚い壁です。

そのため、社会人でも独身の方であれば比較的時間を確保しやすいですが、ご家族がいる場合はご家族の理解や援助が必要になると思います。

 

〇初見ワードのオンパレード(問題集1周目)

最初は初見ワードのオンパレードで、とにかく何を言っているのか分かりませんでした。

そのため、問題集の1問目でさっそくつまずきました。

問題1を見る → 書いてある用語の意味をネットや参考書で調べる → 不正解の選択肢が「なぜ不正解なのか」理解し、ノートに書き留める → 問題2を見る(最初にもどる)

 

これは覚えておいてほしいのですが、問題集を1周するまでが1番しんどくて時間がかかります。ここを何とか乗り越えてください。

大丈夫、2周3周と繰り返すほどに分かってきます。

ノートを取るときは、後から書き込めるように余白を大きめに取っておくとよいでしょう。

 

〇何となくわかる問題と毎回つまずく問題(問題集2~3周目)

2周目以降は何となく分かる問題と、毎回のようにつまづく問題が出てきます。

「あれ?どっちだったっけ??」「この選択しは違うな」と少しずつ分かってくるので、曖昧なところや忘れていた所を復習します。

 

何回も解くことで少しずつ知識が身につく

 

〇相変わらずつまずく問題(問題集4~5周目)

4周目以降は大分こなれてきて、4つの選択肢のうち2つはすぐに除外できる位になってきます。

4回、5回と同じ問題を解いていても、それでもつまずく選択肢があります。

「何回同じミスを繰り返すんだ…」と思っているあなた、それ普通です(笑)

落ち込む必要なんてないです。

「本番じゃなくてよかった♫」位の気持ちで丁度いいくらいだと思います。

 

〇読解力が試される言い回し

試験では合格者を15%前後に調整するため、わざと表現を少し変えて出題してきたりと不合格者を増やす方向に問題が改変されているように思います。

例えば、筆者の記憶にある中で印象に残っている選択肢(一部改変)は以下のとおりです。

 

1.農地を自己のために駐車場に転用する場合、市街化区域においては農業委員会の許可を取る必要はない。

 

→〇 市街化区域の自身が所有する農地を農地以外に利用する場合(農地法4条)、農業委員会に届け出をすればよい

 

参考書では「届け出をすればよい」と載っているのに、問題中の選択肢では「許可を取る必要はない」と記載されています。

こういった意地悪な選択肢に面食らわないように、問題集を3周ほどしたら資格学校の模擬試験を受けておくのも有効だと思います。

 

〇1回目の試験と2回目の試験で違った手ごたえ

1回目の試験を受けた時、問題集は3周目の途中でした。

試験後、帰りの道中の心境は

「うわ~…ギリギリかもしれない、何ならダメかもしれない…頼む、受かっててくれ~」

と、全身に疲労感がありました。結果は不合格でした。

 

2回目の試験を受けた時、問題集は5周を完了し、資格学校の模擬試験を受け、復習も終わった後でした。

試験後、帰りの道中の心境は

「40問はイケたかもしれん。最低でも35問は固いな!あとは天命を待つのみ!!」

と意気揚々と歩き、右手でガッツポーズをしていました。結果は合格でした。

 

手ごたえがある時は、はっきりと分かるんですね。

 

〇終わりに

宅建は人気の資格ですが、その分難易度は高めです。

合格するためには勉強を継続する習慣を作ることが何より大事で、ご家族がいる場合は援助や理解が必要となるでしょう。

 

しかし、繰り返すようですがハッキリと言います。

 

宅建は独学でも合格できる!

 

宅建合格を目指す方の力になれたら嬉しいです。

 

筆者が使用していた問題集(最新版)はこちら↓

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