【家庭の簿記学】9月の生活費まとめ(複式簿記)
「簿記って難しそう」
「簿記の資格を取得したはいいけど、それ以来使ってないな」
簿記は少しクセのある技術なので、フリーランスや経理のお仕事をしている方以外は、日常で触れる機会はめったにないですよね。
私も「簿記は資格を取ってから使う場がないな」と思っていました。
この記事では、簿記3級を取得した筆者が家計簿を複式簿記で仕分けし、
家計の収支把握に活かすことで”自分株式会社”の業績を測れないかという試みです。
先月から思い付き始めてみたものの、思ったよりも見える化が出来たと思いますので、
「せっかく学んだ簿記を活かしたい」と思っている方の参考になればと思います。
※思い付きによるチャレンジのため、誤っている点も多々あるかと思いますが、温かい目で見守ってください。
〇結論(令和4年9月の収支)
〇仕分
まず最初にPL(費用、収益、利益)を作ります。
(費用) (収益)
(現金・デビット決済)3,600 (給与収入)210,000
(光熱水道費)16,000
(クレカ決済)140,000 (※共用負担金)60,550
(雑費)850
(利益)110,100
計270,550 計270,550
※共用負担金・・・食材の買い出しや旅行代等、家族で利益を享受した支払いについては、家内から月末精算でもらっています。
先月は旅行にも行かず、近場での買い出しをしたりアマゾンプライムを見たりと屋内で過ごすことが多かったため出費が比較的抑えられました。
ただ電気代が10,000円を超えてしまいました。恐るべし円安&物価髙・・・
次に、今月のPLで出た利益110,100円の内訳(BS)はこうなりました。
(資産) (負債)
(iDeCo)12,000
(個人年金保険)5,000
(貯金)30,100
(損益)110,100
現在、最も蓄財出来るといわれる3ステージの第2段階(夫婦共働き、子供なし)にいるため、今後のライフステージの変化などを見越して、この調子で少しでも蓄えておきたいですね。
今後も、黒字フィニッシュは大前提として家計管理をしていこうと思います。
【デメリットあり】iDeCoを始めて感じたこと
「老後までに2,000万円貯金しないといけないんでしょ?」
「iDeCoって最近聞くようになったけど、周りに使っている人がいないからわからない」
いわゆる”老後2,000万円問題”から、老後の資金が足りなくなってしまうのかと不安になりますよね。
そんな中、国は”つみたてNISA”や”iDeCo”などの制度を用意してくれていますが、周りに使っている人がいないとどうしても一歩が踏み出せませんよね。
そこで今回はiDeCoについて、筆者が実際に使ってみて感じたことをつらつらと書いていきます。
この記事があなたの資産形成に役に立ってくれれば、これほどうれしいことはありません。それでは、よろしくお願いします。
〇結論
iDeCoのデメリット
・原則60歳まで引き出しが出来ない
・毎月管理手数料がかかる
メリット
・自分専用の老後資産になる
・差し押さえ禁止財産である
・自分が亡くなった時は死亡一時金を請求できる
・掛け金が所得から控除され、住民税と所得税が安くなる
〇デメリット
・原則60歳まで引き出しが出来ない
iDeCoは老後資金を作るのに特化した制度なので、原則60歳まで引き出すことが出来ません。
そのため、日々の生活費の工面や人生の大きな出費(結婚、出産、マイホーム購入等)には不向きです。
・毎月管理手数料がかかる
金融機関によって金額は多少違いますが、口座を作る時、別の金融機関に移管する時、加入している時にそれぞれ手数料がかかります。
私が運用している「SBI証券」は、この記事を書いている時点で以下の手数料がかかります。ネット証券系は比較的手数料が安いですね。
加入・移管時・・・2,829円/回
掛け金拠出時・・・171円/月(掛け金をかけずに運用のみ・・・66円/月)
※参考URL:手数料でiDeCo(イデコ)金融機関を比較|個人型確定拠出年金ナビ「iDeCo(イデコ)ナビ」 (dcnenkin.jp)
〇メリット
・自分専用の老後資産になる
デメリットの裏返しになりますが、iDeCoは60歳以降に引き出すようデザインされています。
そのため、給料から天引きするよう設定すれば自動で蓄財が進んでいきます。
日々の株価の騰落に振り回されることなく、じっくり腰をすえて資産形成が出来ますね。
・差し押さえ禁止財産である(国税の滞納等を除く)
個人事業主やフリーランスの方は、たとえ事業がうまくいかなかったとしても取り上げられることがありません。
「仮に事業が上手くいかなくても、老後の資金は確保される」
という保証があるのはありがたいですね。
・自分が亡くなった時は死亡一時金を請求できる
たとえば60歳になる前にご自身が亡くなってしまった場合は、60歳を待たずにご家族などが死亡一時金を請求できます。もしものことがあっても、生命保険に加えてご家族に財産を遺せるのはありがたいですね。
・掛け金が所得から控除され、住民税と所得税が安くなる
筆者が感じる最大のメリットがこれです。所得税は掛け金を払った月から、住民税は概ね来年の7月から、給料から引かれる金額が小さくなります。
将来の老後資金を作りながら、今の生活にも還元してくれるというのは、ありがたいですね。
1月に割り引かれる金額は小さくても、塵も積もればなんとやら、日々の積み上げはゆっくり花開くものです。焦らずじっくりと取り組むことが大切ですね。
〇終わりに
iDeCoは資金拘束力が強く、少しクセのある制度ですが、裏を返せば自分だけの老後資金を着実に積みあげることが出来ます。
インデックスファンドで運用する場合は参考にする指数の動向で資産が増減しますが、15年以上の投資期間があれば勝率はかなり高くなると言われています。
将来に備えつつ月々の税金も安くなる、中々他にはないお得な制度だと思うので、老後資金を作りたい方におススメです。
※投資は自己責任でお願いします。
インデックス運用や株式、債券等は、ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)の出題範囲になっています。
FP3級についての記事はこちら↓
老後の資産形成
メリット3選!勉強するなら朝がいい
「朝はギリギリまで寝ていたい」
「資格の勉強をしたいけど、時間がないよ」
まだ日が昇っていない時間に起きてしまった → 二度寝
気持ちいいですよね。寒い冬の日は幸せな気持ちになります。
また、家事や育児、仕事に追われて、なかなか時間が確保できないですよね。
そこで今回は、眠たい目をこすってでも勉強は朝にした方がいい理由を3つご紹介したいと思います。
実際、日々の仕事に追われながらも、勉強時間を作り簿記やFPを取得してきた筆者の体験談なので、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
〇結論
朝に勉強をした方がいいメリット
①一人の時間が確保できる
②SNSで朝活友達が増える
③その日の夜に罪悪感なく寝られる
①一人の時間が確保できる
これは勉強に限らず、朝活全般に共通して言える最大のメリットだと思います。
社会人になると、家族や仕事など自分が自由に使える時間が極端に減ってしまいます。
特に思い切ったチャレンジや何か目標を成し遂げるためには、まとまった一人の時間が確実に必要です。
早朝はご家族も寝ていますし、周りも比較的静かです。夏は日差しも穏やかなので、暑がりの方でも比較的快適な気温で取り組めるでしょう。
これは私の肌感覚なのですが、本業の他に勉強している社会人の方は圧倒的に少数派です。
これはつまり、行動した分だけ周りと差がついていくということだと思います。
世界的なボクサー フロイド・メイウェザー・ジュニアは以下の名言を残しています。
「お前らが休んでいるとき、俺は練習している。お前らが寝ているとき、俺は練習している。お前らが練習しているとき、当然俺も練習している。」
他のライバルが寝ている間にどんどん差を広げられるボーナスタイムを有効に使っていきましょう。
とはいえ、一人で眠い目をこすって朝黙々と勉強をするのはしんどいですよね。
そこで、2つ目のメリットです。
②SNSで朝活友達が増える
ブログだけでなく、twitterなどのSNSには色んな分野で朝活をしている方が大勢います。
一人ではしんどくても、仲間がいれば頑張れるということも多いです。
「あの人がやっているのだから、私も!」と自分を奮起させる材料にもなります。
実際、私も朝早起きして資格取得のため勉強をする日々を送っているのですが、合間にSNSを開くと私よりはるかに早い時間に活動している方が大勢います。
個人事業主の方、ヨガ、ランニング、チーム練習…本当に様々な方がいます。
中にはお互いにフォローしあい、SNS上で交流やリプライを返す仲間も増えてきました。
それぞれの事情を抱えながら、各々の目標を目指して継続する方々に刺激をもらう。
それが長続きの大きな要因の一つだと思っています。
③その日の夜に罪悪感なく寝られる
朝に勉強をしてしまえば、夜は罪悪感なくサッと寝られます。
朝早く起きていると、体内時計も朝型になってきて夜に自然と眠くなるんですね。
夜はスマホや動画を見たりして、とにかくダラダラしがちです。それが楽しいのは分かってはいるのですが、生活リズムが朝型になるとそれも少なくなってきます。
睡眠は学習内容を定着させるうえで最も重要な要素の一つなので、時間を削ることはできませんからね。
〇終わりに
朝活は起きるまでが最大の難関だったりします。
時に寒い冬の朝なんか二度寝の魔力は驚異的な力を持ちますね。
ただ、それでも目標を成し遂げるにはまとまった一人の時間が大切で、特に勉強するには朝が最も適していると思います。
ブログやSNSには様々な分野で朝活をしている方がいるので、フォローしあって交流するとモチベーションが持続しやすいですよ。
そして夜は自然と眠くなるので、一度習慣になってしまえば自然と朝型になるでしょう。
もちろん、起きれなかったとしても
「こんな日もたまにはあるさ」
と自分を許してあげることも大事ですね。2、3日で成果が出るものではないため、長く続けるモチベーションを保つことが大事です。
筆者が取得した資格についてはコチラ↓
簿記3級
FP3級
宅建士
【家庭の簿記学】8月の生活費まとめ(複式簿記)
「簿記って難しそう」
「簿記の資格を取得したはいいけど、それ以来使ってないな」
簿記は少しクセのある技術なので、フリーランスや経理のお仕事をしている方以外は、日常で触れる機会はめったにないですよね。
私も「簿記は資格を取ってから使う場がないな」と思っていました。
この記事では、簿記3級を取得した筆者が家計簿を複式簿記で仕分けし、
家計の収支把握に活かすことで”自分株式会社”の業績を測れないかという試みです。
先月から思い付き始めてみたものの、思ったよりも見える化が出来たと思いますので、
「せっかく学んだ簿記を活かしたい」と思っている方の参考になればと思います。
※思い付きによるチャレンジのため、誤っている点も多々あるかと思いますが、温かい目で見守ってください。
〇結論(令和4年8月の収支)
〇仕分
まず最初にPL(費用、収益、利益)を作ります。
(費用) (収益)
(現金・デビット決済)11,000 (給与収入)210,000
(光熱水道費)10,000
(クレカ決済)212,000 (※共用負担金)100,000
(雑費)2,000
(利益)75,000
計310,000 計310,000
※共用負担金・・・食材の買い出しや旅行代等、家族で利益を享受した支払いについては、家内から月末精算でもらっています。
先月は(人数の都合上、招待できなかった)親戚から結婚式のお祝いをいただき、お返しとして約50,000円の出費がありました。
この額はクレカ決済に加算されています。やはり結婚式は動く金額が大きいですね。
次に、今月のPLで出た利益75,000円の内訳(BS)はこうなりました。
(資産) (負債)
(iDeCo)12,000 (損益)75,000
ここには記載されていませんが、先月は「楽天お買い物マラソン」で買い回りしたためポイントが結構もらえそうです。
今後も、黒字フィニッシュは大前提として家計管理をしていこうと思います。
不動産業界未経験者が宅建試験を独学で合格するまで
「宅建資格は興味があるけど、難しそう」
「今から勉強しても間に合うかしら?」
「独学では無理だからセミナーに何万円も払って通ったって話を聞いた」
宅建は人気のある国家資格ですが、合格率は15%前後と難易度はけっこう高めですね。
この記事では宅建試験を独学で合格した筆者が、実際に合格するまでに費やした時間や費用、その過程で感じたことについて本音で書いていこうと思います。
実際に合格した筆者だからこその経験談なので、これから資格合格を目指す方や勉強中の方の力になれたら嬉しいです。
チャプター
〇結論
〇宅建試験の出題傾向と合格ラインを学ぶ
〇勉強をする習慣を作る
〇初見ワードのオンパレード(問題集1周目)
〇何となくわかる問題と毎回つまずく問題(問題集2~3周目)
〇相変わらずつまずく問題(問題集4~5周目)
〇読解力が試される言い回し
〇1回目の試験と2回目の試験で違った手ごたえ
〇終わりに
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〇結論
・合格までにかかった時間:2年(1回目の試験は不合格、2回目で合格)
・1日の勉強時間:平日2時間、休日5時間 →これを毎週継続
・費用:3.5万円前後(受験料7,000円×2、参考書約3,000円、問題集約3,000円、資格講座の模擬試験約15,000円)
・2年間で問題集5周、参考書3周
〇宅建試験の出題傾向と合格ラインを学ぶ
まずは試験の全容を知ることから始めます。
宅建試験は全50問で、4つの選択肢から正しい1つを見つけるマークシート方式の試験です。
全50問のうち、構成は以下のとおりとなっています。
①権利関係(民法など)14問
②法令上の制限8問
③宅建業法20問
④税金、その他時事問題など5問 計50問
1問1点で、おおよそ35問正解が合格ラインといわれています。
※合格者数を全体の上位15%前後とするため、合格ラインは毎年変わります。
年によっては合格ラインが33問だったり、36問だったりします。
この辺りは運による影響が大きいので、模擬試験でも35問以上をコンスタントに取れるようになっていた方がいいでしょう。
特に
②法令上の制限
③宅建業法
この2つは出題範囲が決まっているため、ガッツリ得点(希望は23問以上)したいところですね。
私も②、③は多くの時間を割いて、試験前には「自分史上、完璧!」と思える位に知識を定着させていました。
〇勉強をする習慣を作る
全容を把握したら、まずは勉強時間の確保が大事になってきます。
宅建試験は独学で突破したとは言ったものの、実際はかなりの時間とエネルギーを投入しました。合格率15%前後というのは、(特に不動産業界未経験者にとっては)中々に厚い壁です。
そのため、社会人でも独身の方であれば比較的時間を確保しやすいですが、ご家族がいる場合はご家族の理解や援助が必要になると思います。
〇初見ワードのオンパレード(問題集1周目)
最初は初見ワードのオンパレードで、とにかく何を言っているのか分かりませんでした。
そのため、問題集の1問目でさっそくつまずきました。
問題1を見る → 書いてある用語の意味をネットや参考書で調べる → 不正解の選択肢が「なぜ不正解なのか」理解し、ノートに書き留める → 問題2を見る(最初にもどる)
これは覚えておいてほしいのですが、問題集を1周するまでが1番しんどくて時間がかかります。ここを何とか乗り越えてください。
大丈夫、2周3周と繰り返すほどに分かってきます。
ノートを取るときは、後から書き込めるように余白を大きめに取っておくとよいでしょう。
〇何となくわかる問題と毎回つまずく問題(問題集2~3周目)
2周目以降は何となく分かる問題と、毎回のようにつまづく問題が出てきます。
「あれ?どっちだったっけ??」「この選択しは違うな」と少しずつ分かってくるので、曖昧なところや忘れていた所を復習します。
〇相変わらずつまずく問題(問題集4~5周目)
4周目以降は大分こなれてきて、4つの選択肢のうち2つはすぐに除外できる位になってきます。
4回、5回と同じ問題を解いていても、それでもつまずく選択肢があります。
「何回同じミスを繰り返すんだ…」と思っているあなた、それ普通です(笑)
落ち込む必要なんてないです。
「本番じゃなくてよかった♫」位の気持ちで丁度いいくらいだと思います。
〇読解力が試される言い回し
試験では合格者を15%前後に調整するため、わざと表現を少し変えて出題してきたりと不合格者を増やす方向に問題が改変されているように思います。
例えば、筆者の記憶にある中で印象に残っている選択肢(一部改変)は以下のとおりです。
1.農地を自己のために駐車場に転用する場合、市街化区域においては農業委員会の許可を取る必要はない。
→〇 市街化区域の自身が所有する農地を農地以外に利用する場合(農地法4条)、農業委員会に届け出をすればよい
参考書では「届け出をすればよい」と載っているのに、問題中の選択肢では「許可を取る必要はない」と記載されています。
こういった意地悪な選択肢に面食らわないように、問題集を3周ほどしたら資格学校の模擬試験を受けておくのも有効だと思います。
〇1回目の試験と2回目の試験で違った手ごたえ
1回目の試験を受けた時、問題集は3周目の途中でした。
試験後、帰りの道中の心境は
「うわ~…ギリギリかもしれない、何ならダメかもしれない…頼む、受かっててくれ~」
と、全身に疲労感がありました。結果は不合格でした。
2回目の試験を受けた時、問題集は5周を完了し、資格学校の模擬試験を受け、復習も終わった後でした。
試験後、帰りの道中の心境は
「40問はイケたかもしれん。最低でも35問は固いな!あとは天命を待つのみ!!」
と意気揚々と歩き、右手でガッツポーズをしていました。結果は合格でした。
手ごたえがある時は、はっきりと分かるんですね。
〇終わりに
宅建は人気の資格ですが、その分難易度は高めです。
合格するためには勉強を継続する習慣を作ることが何より大事で、ご家族がいる場合は援助や理解が必要となるでしょう。
しかし、繰り返すようですがハッキリと言います。
宅建は独学でも合格できる!
宅建合格を目指す方の力になれたら嬉しいです。
筆者が使用していた問題集(最新版)はこちら↓
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【デメリットあり】簿記3級を独学で合格して正直なところ
「簿記3級ってなんだか難しそう」
「資格を取った方がいいって聞くけど、正直どうなんだろう」
簿記は何となく役立ちそうだけど、取っつきにくい印象がありますよね。最初のうちは使っている言葉からして難しいため、食わず嫌いになる方もいます。
そこで今回は、独学で日商簿記3級(以下 簿記3級)を受かるまでと受かってからの生活について感じたこと書いていきます。
働きながら勉強し、簿記3級に合格した筆者のリアルな感想なので、参考にしていただけたら嬉しいです。
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〇結論
・簿記3級は独学で十分合格可能
・期末査定の自己申告書に書ける
・給料にはあまり反映されなかったと思う
〇勉強開始~試験合格まで
まず、この記事を書いている時点での簿記3級試験は以下の通りです。
・制限時間60分
・大問1 仕分け15問(45点)
・大問2 補助簿、会計用語等(20点)
・大問3 財務諸表、決算整理(35点)
試験方法は以下の2つです。
1.年3回の会場試験
2.パソコンスクール等でのオンライン試験(随時)
私は2のオンライン試験で受けました。枠が空いていれば平日夕方や夜間でも
個人の事情に応じて受けられるため、時間の調整が利きます。
特に仕事や学業などで忙しい方、せっかくの日曜日をつぶしたくない方におススメです。
勉強に費やした時間は約3ヶ月、勉強時間は100時間くらいです。
1日1時間、休みの日は2時間の勉強をコツコツ続けました。
教材テキストを1周し、問題集を解き、つまずいた所は教材テキストを見返すという感じでコツコツやっていきました。
〇合格~その後
無事合格した後、あることに気づきました。それは
サラリーマンをしていると活かす場があまりない!!
ということです。
仕事が経理事務であれば直結しますし、資格手当も出る職場もあるでしょう。
しかし私の現在の部署では簿記の知識を発揮する所は無く、給料もそれほど上がったようには感じませんでした。
〇それでも簿記を取って良かったと思う
とはいえ、簿記3級には取るメリットがあると思います。
まず、自己申告書に「簿記3級合格」と書いて提出できます。
その後の上司との面談でも
「お!簿記3級取ったのか、やるな~」
と言われたので、嬉しかったですね。
現在の部署では活かせないものの、将来経理部門等に異動したら役立ちますし、今後の人事異動で合わない上司に当たってしまった時も異動希望が通りやすくなると思っています。
また、簿記は部署移動だけでなく転職にも役立ちますので、時間があるうちに取っておいて損は無いと思います。
最後に試験的な取り組みとして、家計簿を複式簿記で月締め処理しています。
家計を「自分 株式会社」に見立て、黒字フィニッシュを目標に運用しています。
簿記の知識があると、間接的に節約できますね。
記事執筆時点で最新の集計はこちら↓
〇終わりに
簿記はクセのあるスキルで、最初はとっつきにくい点があります。
しかしその分、資格を持っているとキャリアアップにも繋がりますし、内部査定でも評価の対象になります。給料に直結するかは職種や部署によると思いますが、転職や異動など選択肢が増えるでしょう。
特にオンライン試験は日時の調整について融通が利くため、忙しい社会人や休みの日をつぶしたくない学生の方におススメです。
合格するのに使用したテキストはこちら↓
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問題集はこちら↓
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【FP3級】FP資格は補助輪のようなもの
「ファイナンシャルプランナーって普段どんなことをやっているの?」
「ファイナンシャルプランナーの資格を取った人はどう感じてるの?」
ファイナンシャルプランナーの資格に興味はあるけれど、実際のところはどうなのか気になりますよね。
この記事では、「そもそもファイナンシャルプランナー(FP)ってどんな資格なのか」について筆者が感じたことを書いていきます。
独学でFP3級を取得した筆者の率直な感想なので、参考になったらうれしいです。
〇結論
・FPは試験に合格しなくても名乗れる
・ほかの専門家の業務まではできない
・ほかの資格と併せて取ると信頼性があがる
〇そもそもFPは試験に合格しなくても名乗れる
これを知った時は衝撃でした。
「講演会やセミナーで必ずいるFPは自称ってこと!?」
と思ったのを今でも覚えています。
資格を取得しないと名乗れないのは
・ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級に該当)
・AFP(FP2級に該当)
・CFP(FP1級に該当)
などです。筆者自身もFP3級に合格した際、「ファイナンシャル・プランニング技能士」の合格証書が送られてきました。
そのため、たとえば
”ファイナンシャル・プランナー”
”ファイナンシャル・コンサルタント”
などの肩書を名乗っている方がいたとしても、あくまで自称です。資格を取らなくても名乗れます。
肩書があるからといっても、安易に信用してはいけないという社会の現実を学びましたね。
本音を言えば、これがFP3級を学んでいて良かったと思えた知識です。「守る力」のレベルが上がった気がします。
〇ほかの専門家の業務まではできない
また、FPは他の職業の専門分野の業務領域まで入ってはいけません。
具体的には、以下のような専門分野はFP資格だけではできません。
・個別的な法律相談および事務(弁護士の専門領域)
・税務書類の作成(税理士の専門領域)
・保険の募集や勧誘(保険会社の専門領域)
・不動産の重要事項説明書の説明および記名押印(宅建士の専門領域)
ただし、銀行や証券会社ではFP資格が昇進要件になっている所もあるようなので、特に業界によっては収入に直結する可能性があります。
〇ほかの資格と併せて取ると信頼性があがる
とはいえ、他の資格と組み合わせると信頼性があがります。
たとえば不動産業界で働く営業マン(宅建士取得済み)がお客様にアパート経営を提案する場合、FPの資格を持っていれば
「この人はFPも持っているし、管理運営についても任せられそうかな」
と信頼を獲得しやすくなると思います。
そのため、FP単体ではなく「本業のメイン資格+α」の補助輪のような役目をはたしてくれると思います。コンボ用の魔法カードといった感じです。
〇終わりに
FPは独占業務はないものの、他の資格とコンボ技で組み合わせると信頼性がググっと増す。そんな資格だと思います。
とはいえ”ファイナンシャル・プランナー”は自称で名乗れる、という試験には出ない2次的な情報はFP3級を学んでいて良かったと思える知識でした。
もう一度書きますが、資格を取っていないと名乗れないのは
・ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級に該当)
・AFP(FP2級に該当)
・CFP(FP1級に該当)
です。安易に肩書に騙されないように気を付けましょう。
FP3級を独学合格し、感じたメリットデメリットについてはこちら↓